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「MOTHER」あらすじ

一枚の相続放棄通知で、母の死を知らされた落ち目の女優・人見亜希。
36年間会っていなかった母が遺したのは、海辺のマンションと多額の借金だった。
相続放棄を迫る人々、優しく手を差し伸べる従兄弟、そして次々と明かされる母の秘密。
長年の空白を埋めるものは、この部屋にあるのだろうか……。
相続放棄まで、あと3ヶ月。
荷物を片付けながら、亜希は母の愛を見つけられるのか——?

2022年の初演、多くの観客の胸に深く刻まれたあの感動が再び——。
新旧出演者のダブルキャストが紡ぐ 『MOTHER』。

Kingfisherとは

脚本家・監督の丸山智と脚本家・演出家の池谷雅生が合同で設立した会社です。
テレビ、映画、配信等の映像脚本を中心に、アニメ、舞台、ラジオドラマなどの作品を発表しています。
カワセミ(キングフィッシャー)が狙った獲物は絶対外さないで釣り上げるように、
才能あるキャスト・スタッフと、大勢の方々に楽しんで頂ける作品を作り上げていくことがコンセプトです。
空飛ぶ宝石と言われる“カワセミ”のように輝くクリエイターが集うエンターテインメントの水辺になることを目指しています。

池谷雅生 Masao Iketani

池谷雅生
宮本亞門演出『画狂人北斎』『新 画狂人北斎』脚本
東海テレビ・フジテレビ系『僕の大好きな妻!』メインライター
特集ドラマ『お葬式で会いましょう』(文化庁芸術祭ノミネート・市川森一脚本賞ノミネート)
連続テレビ小説「まれ」「なつぞら」スピンオフドラマ 地域ドラマ『東京ウエストサイド物語』『GO!GO!フィルムタウン』
「今だから、新作ドラマ作ってみました」第2夜『さよならMyWay!!!』
青春アドベンチャー『謙信サマは今日も気まぐれ』全10話(オリジナル脚本)
FMシアター『ミッドナイトレジスタンス』『罵詈雑言忠臣蔵』(文化庁芸術祭ノミネート)
アニメ「おしりたんてい」「おしりかじりむし」レギュラー作家 他多数
『刑事7人』『闇金ドッグス』シリーズなど様々なジャンルで脚本を執筆。

母はしっかり83歳になり、私はうっかり50歳になった。
それでも母は50年間変わらず私の母であり続けている。
母親という存在は、誰の心の中にも特別な場所を占めている。
時に愛おしく、時に重く、私たちの心の中で生き続けている。

2022年のコロナ禍で上演した『MOTHER』。
予想以上の反響をいただき、再び舞台を立ち上げることに。
魅力的な新旧キャスト・スタッフが結集した。
新たな『MOTHER』をお客様に届けたい。
再演だが、新作だ!
生きた俳優たちの呼吸を劇場で感じてもらいたい。

今でもたまに実家に顔を出すと、
食べきれないほど料理を作ってくれる母よ。
今回は、観に来てくれるだろうか。
次こそ、眼鏡を忘れずに。

丸山智 Tomo Maruyama

丸山智
NHK朝ドラ『純と愛』SPドラマ「富士子のかれいなる一日」脚本
NHK青春アドベンチャー「つばき、時跳び」「夜露姫」「月の立つ林で」脚本
NHK FMシアター「探しもの」「ブルームーンの向こう側」「埋める女」「ゆらぎ」「砂の声」「あなたは最期に」(文化庁芸術祭参加作品)「エリートピッチャーにさよなら」「おしゃべりなバディ」「セッション」「月につれてって」他脚本
テレビ東京「汝の名」3・4話脚本
YouTube無料配信連続ミニドラマ 「今、何してる?」 脚本・監督
短編自主映画「Muddy date ~泥だらけのデート~」脚本・監督 
ジャズ朗読劇『昼と夜と』脚本・演出  

私には、母親と呼ぶ人が3人いた。
本当の母親はよく知らない。
だから、母親になることを選ばなかったと言っても過言ではない。
それでも今は感謝している。
全ての母親をリスペクトしています。
てなこと言うと、母親じゃない人はリスペクトしないのか? なんてことにもなる……
そんなことはまったくないのです。
人はややこしくて面倒くさい。
『MOTHER』
そんな面倒くさくも愛おしい人達の物語……。
かくゆう私は、シンプルに生きたいと常に思う今日この頃です。